現役美容師がリファビューテックドライヤープロと人気ドライヤーを徹底比較

今回は、数あるドライヤーの中から人気のドライヤー3つをピックアップして、美容師の目線を加えながら、目的別のおすすめポイントや気になったポイントをご紹介します。

一度購入したドライヤーは、少なくとも数年間はお付き合いすることになるので、後悔しないドライヤー選びの参考にしていただければ幸いです。

比較商品のご紹介

今回比較を行うのは下記3つの商品になります。

まず３商品の基本スペックを見ていきたいと思います。

	リファビューテック ドライヤープロ	Dyson Supersonic Ionic ヘアドライヤー	ヘアドライヤー ナノケア
発売年	2021年	2021年	2021年
価格	39,600円 (税込み)	45,760円 (税込み)	29,700円 (税込み)
イオン	ハイドロイオン	マイナスイオン	高浸透ナノイー
温度調整	プロセンシング	インテリジェント ヒートコントロール	インテリジェント 温風モード
折りたたみ	不可	不可	可
最大風量	1.4㎥/min	2.4㎥/min	1.5㎥/min
重量	740g	720g	595g
コード長	2.5m	1.9m	1.7m

基本スペックを踏まえながら、各商品のおすすめポイントと気になったポイントをご紹介させていただきます。

目的別のオススメが分かれば大丈夫という方は、コチラから！

商品紹介｜Dyson Supersonic Ionicヘアドライヤー

「Dyson Supersonic Ionicヘアドライヤー」のおすすめポイントと気になったポイントをご紹介させていただきます。

おすすめポイント

一般的には、ドライヤーの風量が「1.3㎥/分」以上あると早く乾くといわれています。

ダイソンのドライヤーは、「2.4㎥/min」という圧倒的な風量を備えています。

美容師として多くのドライヤーを使ってきたなかでも、髪を乾かす速度は圧倒的に早いドライヤーとなっています。

ドライヤーの性能を最大限引き出し、故障しないようにするために、定期的にフィルターにたまったホコリなどを掃除する必要があります。

通常のドライヤーであれば、蓋がはずせなくてホコリを掃除機で吸い出したり、蓋ははずせるけど掃除する箇所が多いなど何かと手間がかかります。

ダイソンの場合は、取って部分のフィルターカバーを掃除するだけでメンテンナンスは完了です。

取っ手部分のフィルターカバーは、ふき掃除や水洗いでメンテナンスが簡単に行えます。

ダイソンのドライヤーには、「浮き毛抑制ツール」をはじめとした、独自のアタッチメントが複数あります。

多くのアタッチメントで、機能を拡張できる点は、ダイソンのドライヤーの強みです。

アタッチメント種類	用途
浮き毛抑制ツール	浮き毛が気になる方向け。 コアンダ効果で長い髪の毛を手前に引き寄せ、髪表面の浮き毛を隠し、ツヤのあるなめらかな髪に仕上けます。
ジェントルエアーリング	細い髪やデリケートな頭皮向け。 低温のやさしい風でありながら、髪をすばやく乾かすことが可能。
スムージングノズル	広い範囲をある程度の風量を抑えて乾かしたい方向け。 なめらかにコントロールされた風で、なめらかな髪に仕上げます。
スタイリングコンセントレーター	正確なスタイリングをしたい方向け。 周りの髪を乱すことなく、ブローしたい箇所に的確に風圧の高い風を送ることが可能。
ディフューザー	カールやパーマヘアをしている方向け。 均一に分散した風でふんわりとブローすることが可能。

ご自身の用途にあったアタッチメントがあるかを是非ご購入前に、ご確認ください。

気になるポイント

画像をみていただくと分かりますが、ダイソンのドライヤーは、ドライヤー本体からコンセントまでの間に装置がついています。

この装置がついている場所がネックで、実際に使ってみると分かりますが、ドライヤーを動かすのとあわせて、装置も一緒に動き、体や壁などにあってしまうことがあります。

また、デザイン的にも他の部分がスマートなのに、ここだけ野暮ったく見えてしまうのも個人的にはマイナスポイントです。

ドライヤーを使う際に、少なからずストレスになる部分かと思いますので、家電量販店などで実機を使ってみて、許容範囲かどうかを確認していただくことをおすすめします。

まとめ

「Dyson Supersonic Ionicヘアドライヤー」をオススメしたい方、オススメしにくい方、は下記になります。

リファビューテックドライヤープロ

「リファビューテックドライヤープロ」のおすすめポイントと気になったポイントをご紹介させていただきます。

おすすめポイント

今回比較した3商品はすべて、髪にツヤや潤いを与えると言われているイオンが出るドライヤーになっています。

その中でも実際に使用してみた感想として、一番ツヤを感じられたのは、「リファビューテックプロドライヤープロ」です。

ビューテックドライヤープロで髪を乾かして写真を見ていただくと、髪にツヤが出ていることが分かるかと思います。

まず前提として、髪の大部分はタンパク質で形成されています。

タンパク質は、約60℃以上を超えるとの温度によって、熱変性という作用を起こします。

熱変性が起きると、髪の中に空洞ができ、髪を洗ってキューティクルが開くたびに、髪内部の成分や水分が流失するようになり、髪のパサつきや色落ちにつながります。

美容師は、お客様の髪に熱変性が起こらないように、ドライヤーを横に振ったり、髪とドライヤーの距離を離したりと、経験と技術で温度のコントロールしています。

今回比較した3商品には、それぞれ下記の温度を計測して、温度調整を行う機能がついています。

「ビューテックドライヤープロ」は、髪自体の温度を計測しており、より適切な温度コントロールができていると考えられます。

また、毛先をアンダー60℃以下、頭皮はアンダー50℃以下になるよう髪の温度を調整することができ、熱変性が起こさない温度で髪を乾かすことできます。

気になるポイント

ビューテックドライヤープロは、当美容室でも使用しており、プロユースにも応えてくれる、お墨付きの商品です。

しかし、家電量販店での取り扱いをしていないので、実機でのお試しできる場所が少ないです。

実機で試してみたいという方は、上記の場所で、是非お試しください。

今回ご紹介させていただいた3つのドライヤーの中では、一番重量は重くなっています。

重く感じるかどうかは、重量のバランスによります。

実際に使用している感覚としては、重くて疲れるということはありませんが、髪が長く、比較的髪を乾かすのに時間がかかるという方は、少し重く感じるかもしれません。

軽いタイプが欲しいという方は、2022年11月発売のリファビューテックドライヤースマートをご検討ください。

まとめ

「リファビューテックドライヤープロ」をオススメしたい方、オススメしにくい方、は下記になります。

「リファビューテックドライヤープロ」は、販売元メーカーのMTGとサロンが提携して運営するネットショップ「B happy」からご購入いただけます。

美容室ビートでは「B happy」ご利用の方が更にお得にご購入いただけるように、美容室ビート限定のお得なキャンペーンを行っています。

ナノケア(EH-NA0G)

「ナノケア(EH-NA0G)」のおすすめポイントと気になったポイントをご紹介させていただきます。

おすすめポイント

今回比較した3商品の中で最も軽く、唯一折りたたみの機能がついています。

できるだけ収納をコンパクトにしたい方、持ち運びをしたい方にはおすすめの機能です。

2022年11月に、リファからナノケア(EH-NA0G)よりも軽量な新モデルが発売されるので、こちらもご参考にしてください。

定価が29,700円（税込）となっており、決して安いドライヤーとは言えませんが、今回したドライヤーの中では、唯一3万円を切るドライヤーとなっています。

気になるポイント

ナノケアはメインのターゲットがプロユースではなく、一般のご家庭向けの商品となっております。

そのため、他の2台と比べると機能面ではどうしても劣っていると感じます。

髪を乾かず時間はダイソンが最も早く、髪のツヤは体感としてビューテックプロが最も出ます。

まとめ

人気ドライヤー比較まとめ

今回は、人気の3つのドライヤーについて、美容師としての視点も踏まえつつ、ご紹介をさせていただきました。

最後に、目的別のおすすめのドライヤーをまとめたので、ご参考にしてください。

「リファビューテックドライヤープロ」は、下記からご購入いただけます。

2022年11月リファの新モデル「ビューテックドライヤースマート」がナノケア(EH-NA0G)よりも軽いので、こちらもご検討ください。